このアプリの目的
材料の数を、紙やメモではなくスマホで管理するためのアプリです。次の3つが、いちばんの狙いです。
1レシートを撮るだけ
仕入れのレシートを撮影すると、材料と数量が下書きされます。確認して「入庫を確定」を押すだけです。
2使った分をスマホで引く
現場で使った材料を入力すると、在庫から引かれます。今ある材料と金額がいつでも分かります。
3足りなくなる前に気づく
材料ごとに「この数以下になったら発注」を決めておくと、「要発注」として知らせてくれます。
全体の流れ
材料は「入ってくる」「使う」で増えたり減ったりします。アプリは、その記録と計算を自動でやります。
図1: 入庫と出庫を記録すると、在庫が自動で更新され、足りなくなりそうな材料が「要発注」に出ます。
5つの画面
スマホでは、ホームの「仕入・使用・在庫」と「工事報告」「棚卸し・集計」のボタンから入ります。ほかの画面からは、左上の「‹ 在庫管理」でホームに戻れます。パソコンでは左のメニューから切り替えられます。
| 画面 | できること |
| ホーム | 在庫金額・品目数・要発注の数・今月の使用金額が一目で分かります。「要発注の材料」と「最近の入出庫」も出ます。 |
| 在庫 | 材料の一覧です。検索、カテゴリ・保管場所での絞り込み、「要発注のみ」で足りない材料だけの表示ができます。材料を押すと詳細と履歴が見られます。「品目を追加」で新しい材料も登録できます。 |
| レシート登録 | レシートの画像を選ぶと、読み取り結果が出ます。まちがいを直して「入庫を確定」を押すと、在庫が増えます。 |
| 使用量登録 | 現場で使った材料と量を入れます。登録する前に、残りの在庫と金額の目安が出ます。 |
| 棚卸し・集計 | 月ごとの在庫と使用金額、月末の在庫、実際に数えた数との差、品目ごとの年間の使用量が見られます。 |
使い始めの日(最初の在庫の入れ方)
ホームの一番上に、この手順の短い案内の枠「はじめての手順」が出ています。各行を押すと、その画面が開きます。「閉じる」で消えて、右上の歯車(パソコンは左のメニュー)の「はじめての手順を表示」で、また出せます。
はじめに、今ある材料の数と値段を、アプリに入れます。手元のレシートを登録してから、倉庫の実際の数に合わせるのが、いちばん楽です。
- レシートを登録します。「レシート登録」で、手元のレシートを1枚ずつ撮って「入庫を確定」します。材料の名前・単価・仕入先が入ります。この時点の在庫は、「買った分の合計」です。
- 倉庫の実際の数を入れます。「棚卸し・集計」→「月末在庫(棚卸し)」で、棚を数えて「実際の数」に入れます。ざっくりで大丈夫です(例: 巻の残りが半分なら 10m)。
- 「差異を在庫に反映」を押します。在庫が実際の数に合います。ずれは「棚卸し差異」として履歴に残ります。使った分を手で入力して引く必要はありません。始める前に使った分が、現場の材料費に混ざることもありません。
- レシートが無い材料は、単価を入れます。材料の詳細ページの「品目情報を編集」で、だいたいの単価(税抜)を入れます。入れないと、在庫金額が出ません。
- 材料ごとに「発注基準値」を決めます。「何mを切ったら発注するか」「何個を切ったら発注するか」です。「在庫」の「発注基準値をまとめて設定」で、全部の材料を一覧で見ながら、まとめて決められます。
レシートが無い材料を、数だけ先に入れたいとき: 「在庫」→「品目を追加」の「今ある数(現在庫)」に、数と単価を入れて登録できます。
使い方
A. 仕入れた材料を登録する(入庫)
- 「レシート登録」を開き、レシートの写真を撮るか、画像を選びます。
- 文字の読み取りが始まります(初回だけ、準備に少し時間がかかります)。終わると、購入日・仕入先・材料ごとの数量・単価の下書きが出ます。
- レシートと見比べて、まちがいがあれば直します。品目がちがっていたら選び直し、読めなかった行は「明細を追加」で足します。
- 「入庫を確定」を押します。在庫の数と平均単価が更新され、履歴にも残ります。
- レシートの金額が税込か税抜かは、文字から判定します。まちがっていたら「税込・税抜」を切り替えてください。単価は税抜に直して入ります。
- 読み取りは、この端末の中だけで行います。写真は外に送りません。読み取りはまちがうことがあるので、自動では確定しません。必ず確かめてから確定してください。
- きれいに読めるコツ: 明るい場所で、レシートを平らにして、全体がまっすぐ入るように撮ります。影や折れ目が入らないようにします。
- 読み取れなかったときは、「写真なしで手入力する」から、手で入れて確定できます。
B. 現場で使った材料を引く(出庫)
- 「使用量登録」を開き、使った材料をさがして選びます。
- 使用量、現場名、工事の種類(新設・交換・修理・洗浄)を入れます。画面に「登録後の残り在庫」と「使用金額の目安」が出ます。
- 「使用量を登録」を押します。在庫が減ります。在庫より多く使った入力をすると、確認の警告が出ます。
C. 数が合わないとき(在庫の調整)
材料の詳細ページの「在庫を調整」で、増やす・減らすと理由を入れます。調整の記録も履歴に残ります。
D. 新しい材料を登録する(品目の追加)
「在庫」の「品目を追加」から、品名・規格・カテゴリ・保管場所・単位・今ある数・単価・発注基準値を手で入力します。カテゴリと保管場所は、一覧から選ぶか、「+ 新しく入力する」で自由に追加できます。規格や色が違う材料は、別の品目として登録します。
あとから単価を直すときは、材料の詳細ページの「品目情報を編集」で、単価(税抜)を変えられます。レシートが無い材料の、だいたいの値段を入れるときに使います。在庫の数や履歴は変わりません。レシートを登録すると、平均単価に反映されます。
保管場所は、今は「倉庫」1か所です。車や別の倉庫に分けたくなったら、在庫一覧の「保管場所を管理」で追加できます。
E. 20m巻で買って、mで使う材料
配管・ドレンホースは「1巻 = 20m」、VVFケーブルは「1巻 = 100m」に設定してあります。レシート登録で単位を「巻」にすると、在庫は自動でmに直して増えます(例: ドレンホース1巻 → 20m)。
使用量登録で配管・ドレンホースを選ぶと、標準の4mが最初から入っています。違う長さを使ったときだけ書き換えてください。巻の長さや標準の量は、材料の詳細ページの「品目情報を編集」で変えられます。
お客様向け報告書に載せる会社情報
ホームの右上の歯車(パソコンは左のメニュー)から「会社情報(報告書に載せる)」を開きます。会社名(正式名称)・住所・電話番号・ロゴ・社印を入れて「保存」すると、お客様向けの工事完了報告書(PDF)の上に載ります。
- ロゴと社印は、画像を選ぶだけです。アプリの中で小さくします。社印は、背景が透明なPNGだときれいに重なります。
- 住所・電話・ロゴ・社印は、入れなければ載りません。
- 「デモデータをリセット」をしても、会社情報は消えません。
発注基準値のしくみ
材料ごとに「この数以下になったら発注する」という発注基準値と、「発注するときここまで買い足す」という目標在庫を決めておきます。「在庫」の「発注基準値をまとめて設定」で、全部の材料をまとめて見ながら決められます(数を直して、いちばん下の「保存」を押します)。1つの材料だけ変えたいときは、材料の詳細ページの「発注基準値を設定」からもできます。いつでも変えられます。
図2: 発注量 = 目標在庫 − 今ある数。ホームの「要発注の材料」に、材料ごとの発注量が出ます。
「3mを切ったら発注」にしたいとき: 発注基準値を 3 にすると、3m になった時点で要発注に出ます。「2m以下から」にしたい場合は、2 と入れてください。
棚卸し・年間データ
ホーム(パソコンは左のメニュー)の「棚卸し・集計」に、3つの表示があります。
月別まとめ
直近12か月の、月末の在庫金額・入庫金額・使用金額を、棒グラフつきで見られます。
月末在庫(棚卸し)
月を選ぶと、その月末の材料ごとの数と金額が出ます。CSVで保存できます。今月は、実際に数えた数を入れると差が出て、ボタンで在庫を合わせられます。
品目別・年間
材料ごとの年間の使用量と使用金額を、金額の多い順に見られます。何がよく使われるかが分かります。
デモ版の過去11か月分の履歴は、見せるためのサンプルです。過去の月末の金額は、今の平均単価で計算した目安です。
用語のまとめ
| 言葉 | 意味 |
| 現在庫 | 今ある数です。 |
| 発注基準値 | 在庫がこの数以下になったら「要発注」にする、境目の数です。材料ごとに決められます。 |
| 要発注 | 在庫が発注基準値以下で、買い足したほうがよい材料のしるしです。 |
| 目標在庫 | 発注するときに、ここまで買い足したいという数です。 |
| 発注量 | 買い足す数の目安です。目標在庫から今ある数を引いた数です。 |
| 平均単価 | 仕入れた値段の平均です。値段が違う仕入れが混ざったら、数量に応じて平均を取り直します(加重平均)。 |
| 在庫金額 | 今ある数 × 平均単価です。金額は税込(消費税10%)で表示します。 |
| 調整 | 数が合わないときに、理由をつけて在庫を増減する操作です。 |
状態の見かた 「在庫あり」(ふつう)/ 「残りわずか」(発注基準値以下)/ 「在庫切れ」(0以下)
5分で試すコース
順番に触ると、アプリの流れがひととおり分かります。
- ホームを見ます。在庫金額と、足りなくなりそうな5品目(要発注)が出ています。
- レシート登録で、レシートの写真を選びます(手元になければ「サンプルの明細で試す」)。出てきた下書きの数量を少し変えて、「入庫を確定」を押します。
- 使用量登録で、「ドレンホース」を選び、3m・現場名を入れて登録します。ドレンホースの在庫が3m減ります。
- 在庫で「要発注のみ」を入れて、足りない材料だけを見ます。
- 材料を開いて「発注基準値を設定」で数を変えてみます。ホームの要発注の件数が変わります。
- 棚卸し・集計で、月別まとめと、今月の棚卸し(実際の数を入れて差を見る)を試します。
やり直したいときは、画面の「デモデータをリセット」(スマホでは右上の歯車→「デモデータをリセット」)で、最初の状態に戻せます。
デモ版について
これは見ていただくためのデモ版です。
- 入力した内容は、そのスマホ・パソコンのブラウザの中だけに保存されます。ほかの人や別の端末とは共有されません。
- レシートの読み取りは、実際にこの端末の中で行います。まちがうことがあるので、必ず確かめてから確定してください。「サンプルの明細で試す」だけは、画像を読まない見本です。
- 初期の材料・履歴・年間データは、サンプルです。実際の値ではありません。
- ログインはありません。URL を知っていれば誰でも開けます。
本番版で変わること(予定)
- データをクラウドに保存し、複数のスタッフで同じ在庫を見られるようにします。
- ログインを付け、スタッフごとに使える範囲を決められるようにします。
- レシートの読み取りの精度を、実際のレシートで確かめて上げます。人が確認して確定する流れは残します。
- レシートの画像を、安全に保管します。
- 実際の材料名の表記ゆれを、実際のレシートで確認して決めます。
ご意見・ご要望(「この項目がほしい」「この言葉が分かりにくい」など)があれば、お知らせください。